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#BBOD TALK第４弾は、仮想通貨Elastos共同創設者であるFeng Han氏へのインタビューです！
参考： BBODリサーチによるElastosのファンダメンタルズ
Elastosファン方はもちろんのこと、ブロックチェーンに興味がある方にぜひご覧頂きたく思っています。Feng Han氏にYiqunが以下のような興味深いテーマについてインタビューしています。
＜主な内容（和訳）＞
🔹Elastosの歴史
🔹ブロックチェーンにおける障壁の解決
🔹Elastosプロジェクトチーム
では、どうぞご覧ください！🎥
（🇨🇳中国語スピーチ＋英語字幕付き）
＜要約（和訳）＞
・プロフィール
Elastos共同出資者であるFeng Hanは、コロンビア大学の客員研究員、そしてHuaweiのブロックチェーンアドバイザーでもあります。
・Elastosプロジェクトについて
＜Elastosプロジェクトに参加するきっかけとは？＞
”2017年に中国のブロックチェーンコミュニティの専門家たちとイーサリアムについて議論する中で、「今後のブロックチェーン開発のために克服すべき障壁」が明確になりました。それは、イーサリアムの仮想マシン（EVM）の非効率性などにより、ブロックチェーン技術が実際のアプリケーションに応用できていないという点です。当時のイーサリアムへの需要は主にトークン発行目的によるものでした。”
”2016年から創始者であるRong Chen氏とはブロックチェーンについて議論していました。約２０年の歴史を持つElastosプロジェクトにおける最重要ポイントは、VM（仮想マシン）がブロックチェーン上になく、クローズド・データだということです。もともと、Elastosプロジェクトはブロックチェーンプロジェクトではなく、分散型のインターネットプロジェクトで安全なP2Pインターネット（サーバー不要）を作成することが目的でした。そして、2017年前半にChen氏にElastosとブロックチェーンを組み合わせることを提案しました。こうして、パブリックチェーンで直面している問題を解決できる可能性を信じる「VMがオフチェーンの信頼できるコンピューター環境で稼働するプロジェクト」のコンセプトに至ったのです。”
・Elastos × ブロックチェーン技術
＜約20年の歴史を持つElastosプロジェクトの実現に、ブロックチェーン技術が役立ったのですか？＞
ブロックチェーン技術は『ウインドウ・ピリオド（空白期間）』をプロジェクトに与えました。ご存知のように、ロケットを打ち上げたい場合はロケット本体以外にいろいろなものを作る必要がありますね…（※ここでの「ウィンドウ・ピリオド」とは、新しいプロジェクトを世に出すまでの潜伏期間のことのようです）例えば、2008年にElastosはAndroidに類似した完全スマートフォーンオペレーションシステムを開発しましたが、そこには『ウインドウ・ピリオド（空白期間）』がありませんでした。AndroidのバックにはすでにGoogleがおり、Elastosが市場参入できる余地は残されていなかったのです。一方で、ブロックチェーン業界は多くの企業が互いに競っている状態です。おそらく、先ほど話したような「ブロックチェーンの障壁」を解決できるものが勝者となるでしょう。そして分散型アプリケーションを信頼できるコンピューター環境のオフチェーンで起動させるでしょう。まとめると、ブロックチェーンの将来は、オンチェーン上のみでなく、信頼できるコンピューター環境のオフチェーン上にあります。そしてこれがブロックチェーンが今後進べき方向であると強く信じています。
＜Elastosはどのような市場に応用されますか？＞
Elastosはまだ開発段階ですが、信頼できるコンピューター環境が完全に整った後、ほぼすべてのDappsをそこで起動することができます。もっと具体的に言うと、デジタルコンテンツのコンテンツと所有権が保護されます。例えば、あなたの音楽や映画やゲームなどのデジタル作品は、ビットコインのように開発後に限定数で発行されます。所有権が明白になると、デジタル作品は真にデジタル資産となり、循環します。記録だけでなく、あなたの所有権がブロックチェーンで確認されます。また、あなたの作品やプライバシーを守ります。それは人工知能と同じです。AIの大きな課題は、ユーザーのプライバシーを保護しながらデータをどのように使用するかということです。それらは対立する関係です。データはインターネットの大企業によって使用され、ユーザーのプライバシーは保護されません。しかし、信頼できるコンピューター環境ではこの問題を解決することができます。信頼できるコンピューター環境が整うと、ブロックチェーン技術が現世界で適応されるようになり、人気が出るでしょう。仮想通貨の取引目的だけではなく。”
・Elastosを通して、どのようにクリエーターの作品にアクセスできますか？
”将来、ElastosはスマートブラウザであるSmart Webを作ります。これは携帯にある通常のブラウザのようなものですが、データはクローズされています。信頼できるコンピューター環境で映画の著作権を購入すると、あなただけがその映画を見ることができます。また、スマートコントラクトに従って他の方に送信することもできます。10人に売却することができるかもしれません。10人以上に売却した場合にその所有権を失います。これが資産のコンセプトです。現在のインターネットでは、好きなだけ無料でコピーすることができます。この場合、デジタル作品はデジタル資産ではなくなります。資産の定義は、①所有権が明らかであること②資産の移行が合法であることです。そのため、デジタル作品はデジタル資産としてある特定数のみで売買されるのです。今後１、２年でEasltosのヒット商品を出すことができればと思っています。”
・世界に広がるElastosチームについて少し聞かせて下さい。
”いくつかのオフィスがありますが、１つは上海で、オリジナルの開発チームがいます。主なタスクはElastosバックボーンであるRuntimeとCarrierの開発です。北京のチームは主にブロックチェーン開発にフォーカスしています。もともとElastosはブロックチェーン技術に関与していなかったので、メンバーはTsinghua大学で無料で行ったブロックチェーントレーニングコース受講者です。コースは現在８セッションを終了しており、少なくとも４名の生徒と多くのデベロッパーを雇用しました。彼らは主力となっています。”
・最後に個人的な質問になりますが、以前は量子物理学を勉強されたんですね？
”はい、今もここアメリカで勉強しています。一生続く興味です。私の究極の目標は、ブロックチェーン業界の中で真実を探求することです。”
この度は、BBODTalkにご協力頂きありがとうございました。今後のElastosプロジェクトの展開に期待しております。
今後も業界・学界からキーパーソンをBBOD Talkに招待する予定ですので、見逃さないように、BBODチェンネルのSubscribeしてくださいね。
※BBODプラットフォームでは、Elastosを先物契約の銘柄として上場される予定です。
