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ビットコインの"希少性"はどのように生まれている?

ビットコインの総供給量である2100万枚の80%以上がすでに発掘されています。あと数年で最後のブロックが発掘されてしまうかもしれないと思っていませんか?そこで、謎多きビットコイン作成者、 サトシ・ナカモト氏がコードに秘めた需要と供給のメカニズムを徹底分析します!

 

今年初め、今後採掘(マイニング)できるビットコインが総供給量のたった20%しか残っていないという内容記事がインターネット上に溢れました。

確かに、匿名の作成者サトシ・ナカモト氏によって設定されたビットコインの総供給量2100万枚の80%、つまり1680万枚番目のトランザクションが2018年1月13日時点で行われています。

しかし、多くの報道機関はマイニング特有の複雑さにより、時間とともにビットコインの採掘難易度が上がり、供給量が減ることについては触れていません。

この記事では、ビットコインの発行上限に関わる真実、マイニングの進化、そしてビットコインの希少性が将来の需要にどう影響するかについて説明します。
 

本当にビットコインは発行上限2100枚?


 

円や米ドルなどは中央銀行が経済で取引される商品の数の成長に応じて随時発行される(量的緩和措置)一方、ビットコインは供給量が予め決められていて、銀行などの中央機関を経由せずに取引されます。

ビットコインの生成速度は、サトシ・ナカモト氏によって実行されたアルゴリズムによって定義されています。アルゴリズム変更できないルールを設定しているため、ビットコインの生成速度は当初から本質的に確定されていると言えます。

ビットコインの発行上限が本当に2100万枚なのか疑問に思う人がいるかもしれません。そこで、ビットコイン生成速度と発行数のしくみについて説明します。

ビットコインマイナー(発掘者)が新しいブロックを発見する毎に作成されますビットコインブロックチェーン上に最初のブロック(ジェネス・ブロック)が形成されて以降、ブロックが発掘される速度は2週間周期で調整されます。

つまり、1時間に6ブロックが形成されることより2016ブロック毎で調整されます。そして、この生成速度に基づき1つのブロックで発行されるビットコインの総数が21万ブロック毎(4年に相当)に半減するように定められています。

(資料元: Controlled Supply: Timeline Estimation)

この供給量を意図的に減少するアルゴリズムによって、仮想通貨にデジタル希少性の概念を導入したことになります。そのため、ビットコインの希少な特性を「金」のような貴重な金属に例える人もいます。例えば、時間が経つにつれて、大型投資なしには大量の金が発掘できなくなります。このプロセスは金を調達する費用が市場価格をほぼ上回るまで続きます。

ビットコインの場合、2100万枚到達の最後のマイニングで得られるビットコイン0.00000001BTCであり、これ以上半減できない最小単位なのです。つまり、ビットコインが2100万枚よりも作成することができないわけです。このような現象はデジタル分野では珍しいため、希少性の概念ビットコインを定義する特徴の1つと言えます。

 

マイニングは進化する?


 

「金」の例えの続きですが、金のような原材料を入手するためには、かなりの肉体的な努力がその希少な資産の発掘に費やされます。ビットコインでは、新しいブロックを形成するために、非常に複雑な数学的問題を解くコンピューターの高い計算力が必要になります。そして、このような難問を解くために努力する人、コイナーは報酬を受けます

ビットコインが2009年に初めて作成された当時、マイナーははるかに簡単に計算式を解くことができたにも関わらず、そのデジタル空間の革新者である報酬として驚愕の50BTCを受け取りました。例えば、2009年に初めてビットコインがリリースされた時、平均なコンピューターでさえ数日で約200BTCを発掘することができました。今や、同じコンピューターではたった1BTCを発掘するのに98年もかかるでしょう。

その結果、以前のように個人でマイニングすることができなくなりました。代わりに、企業や機関が ASICという採掘量を最大限にするために設計、製造された集積回路を持って、市場に参入してきました。これはまさに、比較的短期間に急激に難易度が上昇したことを示しています。
 

関連記事:BTCC創設者「次のビットコインの半減期が価格を6万ドルに押し上げる」

(情報元: Controlled Supply)

今日、マイナーは12.5BTCを新しいブロックを解いた報酬として受け取っていますが、上記の通り21万ブロック毎にその報酬が半減されます。次の「半減期」は2020年とされています。

このプロセスが展開するにつれて、マイナーが作るブロックに対する報酬はますます減少することになります。一方で彼らが解くべき計算式は複雑になり、はるかに高いコンピューターのデータ処理能力や高額な費用が必要となります。

このようなサトシ・ナカモト氏が設定した意図的な逆説のおかげで、コインの供給量が一気に上昇することはなく、時間とともに飛躍的に減少します。以上のメカニズムを踏まえると、最後のブロックは2140年頃に発掘されると言われています。

 

希少性が需要にもたらす影響とは?


 

明らかに、希少性はビットコインの需要に大きなインパクトを持ち、時間が経つにつれて自己永続的な雪だるま効果を生むでしょう。

限られた供給量の資源と同様に原資源の調達がより困難になると、その資産に価値があると認める市場において、希少性が著しい需要を引き起こします。その点においても、ビットコインは金に相当するすばらしい「価値の保存」であると言えるでしょう。ビットコインは2100万枚だけ生成されるため、市場ではその資産を購入したい人々の数と購入可能な量の間に大きなギャップができ、ビットコインの価値が上がるのです

近い将来、さらにビットコイン総供給量の15%がすでに採掘されたという見出しの記事を目にするでしょう。手遅れになる前にもう一度資産を買いだめしようとする人がいるでしょう。しかし、この記事が示すようにビットコインの採掘難易度が上がり、コイナーの報酬も減少するため、ビットコインの供給量は時間とともに急落します。

おそらくビットコインは、2140年頃まで採掘され続けるでしょう。人々の認識とは違い、意外にも最後のブロックが発掘されるまで時間がまだたっぷりあるのです。

 

最後に


 

ビットコインはデジタル世界において正真の開拓者であり、ユニークであることは明らかです。ビットコインの大半がすでに採掘されていることは否定できませんが、謎に満ちた作成者サトシ・ナカモト氏の素晴らしいコードが一気にビットコインを生成・供給しないようにしています。

このおかげで、ビットコインがデジタル分野において金のような優秀な「価値の保存」になり、その希少性がビットコインの価値をさらに高めるでしょう。だから焦って購入・投資する代わりに、まずはプロジェクトの背後にある素晴らしい技術に感動するべきなのかもしれません。
 

 

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